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2014-09-24

【2014年夫婦のお金実態調査】 共働き夫婦の増加により、お金の管理は「夫婦別々」が主流 6割が「結婚後お金の使い方が変わった」、夫の節約意識が顕著

お金のプラットフォームを提供する株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 辻庸介、以下マネーフォワード)は、11月22日の「いい夫婦の日」を前に、結婚している男女3,078名を対象に、夫婦のお金に関するアンケート調査を実施しました。

調査の結果、共働き夫婦の増加により、お金の管理は「夫婦別々」が主流になってきていることが判明しました。また6割が「結婚後、お金の使い方が変わった」と回答し、特に夫側の節約意識が高くなる傾向がありました。夫婦の資産運用については、24%、約4人に1人が今年スタートした「NISA」を活用している結果となり、独身男女と比較して、5%高い割合となっています。

【調査結果トピックス】
1. 共働きの割合は、子供がいる家庭では50%に対し、いない家庭では68%

全体の半数以上の55%が「共働きである」と回答しました。子供がいない家庭では68%、子供がいる家庭では50%が「共働きである」と回答し、子供がいない家庭の共働き率の高さが目立ちました。2. 世帯平均貯金額は1,124万円、子供がいない家庭で1,143万円、いる家庭では1,063万円に
子供がいない家庭では平均1,063万円、子供がいる家庭で平均1,143万円の貯金がある事が分かりました。年代別に見ても、子供がいない家庭での平均貯金額がいる家庭を上回る結果となりました。

3. 夫婦のお金管理は、1位.別々の口座、2位.共通口座、3位.二人で複数の口座
夫婦のお金の管理方法は、43%が「別々の口座で管理している」、21%が「共通口座で管理している」、19%が「複数口座に分けて管理している」と回答しました。

4. 半数以上が「結婚してからお金の使い方が変わった」と回答
男性は節約&投資志向、女性は将来を見据えた貯蓄志向
約6割の人が「結婚してから自分やパートナーのお金の使い方が変わった」と回答しました。「節約するようになった」「無駄遣いを減らした」「子育てや老後のために貯めるようになった」と回答した人が目立ちました。また、節約している男性が、女性よりも多いことが判明しました。

5. 3組に1組以上がおこづかい制度を採用、1ヶ月あたりのおこづかい平均額は34,430円
36%が夫婦間で「おこづかい制度を採用している」と回答し、1か月あたりの平均金額は34,430円となりました。男性は子供の有無に関わらず約4万円、女性は、共働きで子供がいない家庭で約3万円、専業主婦(主夫)で子供がいる家庭で約2万円となりました。

6. 20代では13%、60歳以上では4割以上がNISAを活用
2014年に開始したNISAを活用している人は、全体の26%を占めました。20代ではわずか13%だったのに対し、60代以上では41%が「活用している」と回答しました。

1.子供がいる家庭では50%に対し、いない家庭では68%が「共働きである」と回答
既婚者全体の半数以上の人が、共働きであると回答しました。

共働きの割合は、子供がいない家庭では68%、いる家庭では50%、と18%の差がある事が分かりました。
また、パートナーまたは自分が専業主婦(主夫)である割合も、子供がいない家庭で27%、いる家庭で41%となり、14%の差がありました。

年代別に見ると、下記の結果となりました。子供がいない家庭の共働き率は、いる家庭に比べて20代前半から40代後半にかけて、高い割合となっています。

2.世帯平均貯金額は1,124万円、子供がいない家庭で1,143万円、いる家庭では1,063万円に
アンケート回答者3,078名全体の、各家庭の世帯平均貯金額は、1,124万円という結果になりました。
子供がいない家庭で平均1,063万円、子供がいる家庭で平均1,143万円となり、80万円の差が生じています。

また、下記のように子供がいる家庭といない家庭を年代別に見てみると、どの世代でも子供がいない家庭の貯金額が高い結果となりました。子供がいる20代前半の家庭では、平均貯金額が46万円と最も低く、子供がいない60歳以上の家庭は平均貯蓄額は2,129万円と最も高い結果となりました。子供がいる家庭、いない家庭ともに、年代が上がるにつれて、貯金額は増加傾向にあります。
増加率を比較してみると、子供がいない家庭では、40代後半から50代後半にかけて、いる家庭では50代後半から60歳以上にかけて、増加率が上昇する傾向にあります。1つの理由として、トピック1の年代別共働き率に見られるように、共働きだった家庭のうち片方もしくは両方が退職するタイミングで、退職金が入るためではないかと推測されます。

3.「夫婦の口座管理は別々」が主流、半数以上が「結婚してからお金の使い方が変わった」と回答

夫婦の家計は、「別々の口座で管理している」が43%、「2人のお金を複数口座に分けて管理している」と「共通の口座で管理している」が、それぞれ20%を占めました。
共働きも多い昨今、別々で管理する夫婦が主流になりつつあります。

4.半数以上が「結婚してからお金の使い方が変わった」と回答
男性は節約&投資志向、女性は将来を見据えた貯蓄志向
結婚を機に、自分やパートナーのお金の使い方が変わったと回答した人が約6割を占めました。
男女別の結果では、女性の方が変わったと回答した人が67%を占め、男性よりも13%多い結果となりました。

結婚してからお金の使い方が変わったと回答した男性1,212名、女性564名を対象に、具体的にどのように変わったか質問した所、上記の結果が得られました。「自分が節約するようになった」と回答した人が男女ともに高く、「以前よりもお金を使うようになった」と回答した人の割合は低い結果となりました。
「自分が節約するようになった」と回答した男性は60%で、女性の53%を上回る結果となったことに加え、「パートナーが節約するようになった」と回答した女性が30%と、男性の29%をわずかに上回りました。この結果から、意外と男性の方が節約志向であることが分かります。
また、「老後の資金を意識するようになった」「子育て資金を貯めるようになった」「家や車の購入のためにお金を貯めるようになった」と回答した人の割合は、男性よりも女性の方が高く、将来設計や生活のためのお金を女性の方が意識していることがうかがえます。一方で、「資産運用に興味を持つようになった」と回答した人は、男性の方が女性よりも3%高く、男性は生活よりも投資や運用に興味がある人が多い事が推測されます。

5.3組に1組以上がおこづかい制度を採用、1ヶ月あたりのおこづかい平均額は34,430円
おこづかいについて質問したところ、3組に1組以上の36%の夫婦が、おこづかい制度を設けていると回答しました。

一カ月あたりのおこづかい金額について質問したところ、全体のおこづかいの月額平均は、34,430円になりました。
下記のようにタイプ別に分析したところ、男性はどのタイプでも約4万円弱で差は小さいものの、女性は共働きの可否や子供の有無でかなり差が生じています。特に、専業主婦(主夫)家庭の女性は他と比べて金額が小さく、およそ2万円という結果になりました。
また、「おこづかい金額を決めていない」「収入のX%」「必要になったらその都度夫婦で話し合って出す」など、金額を毎月設定していない夫婦も一定数いました。

現在のおこづかい金額に満足していると回答した人は36%、満足していないと回答した人も同程度の35%となりました。

おこづかいに関して、上記の項目を質問したところ、「頑張って切り詰めている」、「ランチ代で節約している」、「飲み会に行かないようにしている」など、節約を意識した回答が目立ちました。また、「実は他に使えるお金がある」と回答した人も多く、ボーナスや投資のリターン、へそくりなど、おこづかい以外の収入がある人の割合も高いということが分かりました。夫婦別口座で管理している人の割合が高いことから、実は自分の管理している口座から日々のお金を使っている人も多いのではないかと推測されます。

6. 20代では13%、60歳以上では4割以上がNISAを活用

2014年から始まったNISAを活用している人の割合は、4人に1人の割合となりました。
独身男女と比較すると、既婚者の方が5%多い結果となりました。既婚者の方が、資産運用に関する関心が高いことが分かります。
(※独身男女のNISA活用率データは別途弊社が実施したアンケートより)

年代別のNISA活用率を見てみると、年齢が上がるごとに、増加傾向にあることが分かりました。特に60代以上のNISA活用率は高く、4割以上の人が新制度を活用していることが分かりました。

■調査概要
調査期間:2014年8月28日(木)~9月2日(火)
調査対象:マネーフォワードユーザー既婚者男女3,078名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

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