2016-02-04
【確定申告の専門家120名(会計士・税理士等)に聞きました】 今年度は「ふるさと納税の申告」に要注意! 初めての確定申告、「なんでも経費に」と「領収書やレシートの紛失」で失敗 クラウド会計には、明細自動取得による「手入力の手間大幅削減」を期待
お金のプラットフォームを提供する株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 辻庸介、以下マネーフォワード)は、2月15日から始まる確定申告を前に、会計事務所で働く会計士・税理士・職員120名を対象に、初めての確定申告に関するアンケート調査を実施しました。
【調査結果トピックス】
1. 初めての確定申告で「すべての領収書を経費に含めてしまう」人や「領収書やレシートを紛失する」人が続出。「領収書やレシートの保管」を徹底した上で「プロに相談」するのが鉄則。
確定申告初心者がつまずきやすいポイントとして、半数以上の専門家が「すべての領収書を経費に含めてしまう」点を上げました。また、「領収書やレシートを紛失する」人も多いようです。事前に「領収書やレシートの保管」を徹底しておくことが大切であるという結果になりました。
2. 初心者が判断しにくいのは「資産譲渡」や「自家消費」、今年度は「ふるさと納税」に注意。
専門家の2人に1人が、初心者が判断しにくい項目として「資産譲渡」を挙げました。また、今年度注意が必要な点として、4割以上の人が「ふるさと納税の扱い」と回答しました。2015年度は、合計5カ所までのふるさと納税は、ワンストップ特例が認められ確定申告の必要がありませんが、届出を提出しておく必要があるなど、制度をきちんと知る必要があります。
3.クラウド型会計ソフト導入により「データの自動取得で入力の手間削減」に期待大。
活用のコツは「クレジットカードや電子マネーを駆使して現金の入出金を減らす」が1位。
8割以上の専門家が、MFクラウド確定申告の導入により、「データの自動取得で入力の時間と手間が省ける」ことを期待していることが判明しました。また7割の専門家が、クラウド型会計ソフトを活用するには「現金の入出金を減らし、クレジットカードや電子マネーを駆使する」ことを勧めています。
4. 専門家が明かす、確定申告直前びっくりエピソード「何が分からないか分からない」など。
申告期限ギリギリに「何もしていない」人が多い。
過去に経験した確定申告びっくりエピソードを聞いたところ、「何が分からないか分からない」「ギリギリになって1年分の領収書を持ってきた」「前年度の申告が間違っており、還付金が70万円戻ってきた」など、さまざまな回答がありました。
5. 専門家からのアドバイス、「早めの準備」と「分からなければ税理士に相談」すること!
初めて確定申告をする人向けのアドバイスとして、多くの専門家が「早めに準備する事」と「税理士に相談する事」と回答しました。
初めて確定申告をする人が陥りやすいミスとして、「すべての領収書を経費に含めてしまう」が68票で1位になりました。本来経費に含めるべきではないプライベートの食事代やタクシー代、備品など、事業以外で使ったものもすべて経費に含めてしまうケースがあるようです。また、「領収書やレシートの保管を怠る」が52票で2位になりました。領収書やレシートを紛失してしまうと、経費計上ができなくなってしまいますので、要注意です。そして、3位には、48票で「自分が確定申告をすべきかどうか分からない」が選ばれました。確定申告すべきなのにしていない場合は、脱税になってしまうので、注意が必要です。
初めて確定申告をする人への事前準備のアドバイスとして、8割以上の99名が「領収書やレシートを保管する」ことを挙げました。また、半数以上が「早めに税理士に依頼する」と回答し、約半数の58名が「そもそも確定申告をする必要があるか把握する」と回答しました。申告漏れや記入ミスがあると税務調査や追徴の対象になる可能性もあります。不明点がある場合は早めに「税理士に相談する」ことが大切だということが分かります。
初心者が判断しにくい項目として「資産譲渡の申告」と回答した専門家が半数を超えました。譲渡所得の区分、総合譲渡か分離譲渡か、取得原価不明の場合の申告などは知識がないと判断しにくい項目です。また、2位は49票で「自家消費」という結果になりました。「自家消費」とは、事業で販売している商品を家庭で利用する場合や他社に贈与した場合の売上計上のことを指します。また、3票差の46票で3位になったのは「家事按分」です。「家事按分」とは、自宅で事業を行う場合や、自家用車を事業でも使用する場合等に、事業とプライベートで適切な割合で経費を計上することを指します。4位にも「経費の計上」が選ばれたことより、経費計上や特殊な売上計上には、専門的な知識が必要になります。
今年度の確定申告で注意すべき点として、4割以上の専門家が「ふるさと納税の扱い」と回答しました。
MFクラウド確定申告に興味を持った理由として、8割以上の専門家が「データの自動取得で入力の時間と手間が省ける」ためと回答しました。銀行口座、クレジットカード、電子マネーなど金融機関からの明細自動取得が最も魅力的な機能であると認識されていることが分かります。また、2位の「記帳代行業務が楽になる」と回答した人も4割以上を占めました。記帳代行とは、顧客の領収書や請求書などの証憑を預かり、すべての取引を会計ソフトに入力する業務のことです。自動取得の活用による入力業務の手間の削減が評価されています。
クラウド型会計ソフト活用のポイントについて質問したところ、「現金の入出金を減らし、クレジットカードや電子マネーを駆使する」と7割の専門家が回答しました。そうすることにより自動で取得できる取引データが多くなり、手入力の手間を大幅に減らせるためだと考えられます。また、金融機関ごとに、ウェブ明細の閲覧期間が決まっているため、前月までのデータを遡って取得したい場合は、「金融機関のデータを早い時期から自動取得する」ことが必要になります。次に「インターネットバンキングやクレジットカードのウェブ明細の契約をする」と回答した専門家が多くいた理由としては、これらを契約することで、自動取得のメリットを大きく享受できるためだと考えられます。
■調査概要
調査期間:2016年1月26日(火)~1月29日(金)
調査対象:会計事務所で働く公認会計士・税理士・職員120名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
◆◇クラウド型会計ソフト『MFクラウド会計・確定申告』概要◇◆
『テクノロジーの力で、楽に、簡単に、しかも安く』というコンセプトで設計されたクラウド型会計ソフトです。
URL:『MFクラウド会計』 https://biz.moneyforward.com/
『MFクラウド確定申告』https://biz.moneyforward.com/tax_return
開始日:2014年1月27日(月)
料 金:個人向け 無料〜, 法人向け 月額1,980円〜
特 徴:・MacでもWindowsでもOSを問わず使える。
・クラウドなのでバックアップも万全、アップデート不要。
・銀行やクレジットカード等3,500以上の金融関連サービスから取引情報を自動取得。
・仕訳ルール学習で入力の手間を削減。
・他の会計ソフトからの乗り換えも簡単。充実したデータのインポート・エクスポート機能。
・必要な会計帳簿、決算書、確定申告書はもちろん経営に役立つレポートを自動作成。
・複数名でリアルタイムにデータを共有。社員間や社外の税理士とのコミュニケーションが容易に。
■株式会社マネーフォワードについて
マネーフォワードは、個人・法人向けにお金に関する課題を解決するプラットフォームを提供しています。
2012 年 5 月に設立以来、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」やビジネス向けクラウドサービス「MFクラウド」シリーズ、お金に関するウェブメディアなどを展開しており、国内No1のFintechベンチャーとして注目いただいています。
≪提供サービス一覧≫
・自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』
WEB https://moneyforward.com/
iPhone,iPad https://itunes.apple.com/jp/app/id594145971
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.moneyforward.android.app
・ビジネス向けクラウドサービス
確定申告ソフト『MFクラウド確定申告』 https://biz.moneyforward.com/tax_return
会計ソフト『MFクラウド会計』 https://biz.moneyforward.com/
請求書作成ソフト『MFクラウド請求書』 https://invoice.moneyforward.com
入金消込ソフト『MFクラウド消込』 https://biz.moneyforward.com/reconciliation
給与計算ソフト『MFクラウド給与』 https://payroll.moneyforward.com
マイナンバーソフト『MFクラウドマイナンバー』 https://biz.moneyforward.com/mynumber
経費精算システム『MFクラウド経費』(事前登録受付中) https://biz.moneyforward.com/expense
・お金に関する正しい知識やお得な情報を発信するウェブメディア
『マネトク!』 https://moneyforward.com/media/
≪主な受賞歴≫
2014年1月ケネディ駐日米大使より「将来を担う起業家」として米国大使館賞受賞。
同年2月ジャパンベンチャーアワード2014にて「起業を目指す者の模範」としてJVA審査委員長賞受賞。
同年3月電通国際情報サービス主催の金融イノベーションカンファレンスFIBC2014にて優勝、大賞を受賞。
同年10月「マネーフォワード」と「MFクラウドシリーズ」でグッドデザイン賞をW受賞。
同年12月NTTデータ主催ビジネスコンテスト「豊洲の港から」で最優秀賞受賞。
2014年・2015年『マネーフォワード』が「Google Playベストアプリ」2年連続受賞(2013年は入賞)。
2015年12月「第1回 Ruby biz グランプリ」にて特別賞を受賞