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2024-05-17

Money Forward Labによる、質問応答システムにおけるテーブル からの情報抽出手法(Table Retrieval)に関する論文が 自然言語処理分野の国際会議「LREC-COLING 2024」に採択されました

株式会社マネーフォワードは、当社の研究開発組織Money Forward Labのメンバーによる論文が、自然言語処理分野の国際会議「LREC-COLING 2024」に採択されたことをお知らせします。「LREC-COLING」は、言語資源に関する主要国際会議「LREC」と自然言語処理分野における最も著名な国際会議のひとつである「COLING」の合同会議です。
今回採択された論文は、質問応答システムにおけるデータテーブルからの情報抽出(Table Retrieval)の新しい手法を示したもので、2024年5月にイタリア・トリノで開催される「LREC-COLING 2024」で、本論文に関する発表を行う予定です。

■採択された論文について
論文タイトル :”Sub-Table Rescorer for Table Question Answering”
著者:小島淳嗣
URL:https://lrec-coling-2024.org/list-of-accepted-papers/ Submission ID: 185
<概要>
自然言語で表現された質問に対して適切な回答をするシステムの1つとして、テーブル質問応答システムがありますが、従来のこのシステムでは、回答に使うテーブルが長すぎる場合、一部が切り捨てられ参照されず、回答の正確性が低下するという課題がありました。そこで今回、Sub Table Rescorer と呼ばれる新しい手法を考案しました。この手法では、まず長いテーブルを小さな「サブテーブル」に分割します。そして、質問内容と各サブテーブルの関連性を計算し、関連が高いサブテーブルを優先的に使うことで、より適切な回答を導き出せるようになりました。実際に WikiTableQuestions データセット※でテストしたところ、従来の手法に比べて最大6.3%、正しい回答を返す確率が上昇しました。
※自然言語処理分野で使用されるデータセットの1つ。質疑応答システムの性能評価に使用される。

■Money Forward Labについて
Money Forward Labは、「お金のメカニズムを解き明かすことで、人生に笑顔と驚きを。」をミッションとして、テクノロジーとデータを駆使した研究開発に取り組んでいます。現在は、企業のバックオフィスが抱える可能性がある将来の課題を予測し、それを解決するためのアクションを実行・提案する「Autonomous BackOffice」(オートノマス・バックオフィス:バックオフィスの自律化)実現のための研究開発に注力しています。
<主な研究内容>
・大規模言語モデルのドメイン最適化
・信用リスク分析
・金融行動分析

■株式会社マネーフォワードについて
名称  :株式会社マネーフォワード
所在地 :東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者 :代表取締役社長CEO 辻庸介
設立  :2012年5月
事業内容:PFMサービスおよびクラウドサービスの開発・提供
URL  :https://corp.moneyforward.com/
主要サービス:
お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』 https://moneyforward.com/me
バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』 https://biz.moneyforward.com/

*記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。

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