株式会社マネーフォワード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO 辻庸介)は2013年10月8日(火)より、家計簿の使い勝手を大幅に強化する新機能を追加いたしました。
今回、主に追加された機能は以下の6点となります。
- 1. 現金管理がより便利に!財布(現金管理)機能
- 2. 口座間の資金移動が一目瞭然となる振替機能
- 3. 使い方に応じて複数のグループ作成が可能に。特定の銀行やカードが紐付け可能なグループ機能
- 4. 繰り返し起こる支出を一度で登録できる繰り返し入力機能
- 5. 自動取得できない電子マネーの手動登録
- 6. 自動取得できない金融機関・金融資産の手動登録
1.現金管理がより便利に!財布(現金管理)機能について
財布(現金管理)機能は、「財布」という口座を作成し、銀行口座を連動させることで、ATM引き出しにより自動で財布の中の現金残高が増え、支出の手入力により自動で残高が減る仕組みです。
財布(現金管理)機能の利用イメージ
財布(現金管理)機能のメリットは二つあります。
a.現金管理をより詳細に行うことができます(手元の現金残高を総資産の計算に含めることができます。)
b.より細かく支出を管理することができます(手元の現金残高とマネーフォワード上の財布残高の違いから、使途不明金に気づくことができます)
マネーフォワードではこれまで、銀行のATM引き出し金額を支出として記載する一方、ユーザーが現金支出を手入力した場合には、ATM引き出し金額から自動的に相殺する仕組みを提供してまいりました。この仕組みでは、支出をすべて入力する手間がかからないため、多くのユーザーの皆様から好評を頂いてまいりました。
一方、現金支出をより正確に把握したいというユーザーの皆様から、財布の中身・残高を把握できるような現金管理の仕組みが欲しい、というフィードバックも多数頂戴してきました。
財布(現金管理)機能により、総資産にお手元の現金が加えられるようになりました他、より現金支出を正確に把握することができ、使途不明金に気が付くことも簡単になりました。
財布のご登録は、金融機関追加のページよりご操作下さい。その後、名称やATM引き出しを連動させる銀行口座をお選びください。
なお、財布機能の詳細は、公式ブログにおいて説明しておりますので、こちらもご参照下さい。
2.口座間の資金移動が一目瞭然となる振替機能
振替とは、ユーザー自身の口座間でお金が移動する取引を指します(銀行口座から証券口座への資金移動、財布の現金による電子マネーのチャージ等)。
振替についてはこれまで、支出及び収入の種類の一つとして扱ってまいりましたが、今後は支出・収入と同列の機能として、振替を位置づけることとなりました。
入出金の振り分けでは、振替を選択した場合に、支出元と入金先を個別に指定できるようになりました。金融機関の指定については、その後、内容の文言が同じ入出金が自動取得された際には、同じ金融機関を相手方とする自動分類を行う振替ルールが作成・適用されます。
振替取引の例(ウェブ版サービス) |
詳しい機能の説明については、今後公式ブログでご説明して参ります。
3.グループ機能について
マネーフォワードでは、通常はご登録頂いた全ての口座に関する資産・取引を表示しておりますが、今後はグループを設定することで、複数のグループを作成、管理することができるようになりました。
さらに、グループごとに表示する口座を選択することが可能となり、目的的に応じて、家計用グループ・資産運用グループ・共同管理グループ・不動産投資グループなど、グループごとに収入、支出、資産まで把握することが可能となりました。(当初はウェブ版サービスでのご提供となります。今後スマホでの提供も予定しております)
グループを設定することにより、同じマネーフォワードのアカウントの中でも、例えば夫婦で別々の口座をグループとして管理することが可能となります。また、日常的には表示が不要な資産(年金資産や、不動産など)を非表示とすることも可能となります。
夫婦でのグループ機能の利用イメージ
詳しくは、グループ機能のFAQをご覧ください。
4.繰り返し入力機能
手入力の収入・支出・振替において、毎月発生する決まった収入・支出などを一度登録するだけで、自動で繰り返し入力を行うことが可能な「繰り返し入力機能」を搭載いたしました。(当初はウェブ版でのご提供となります)。
当機能は、一定周期(毎日、毎週もしくは毎月)と金額、内容を記入いただくと、該当する日が到来した際に自動で、入出金項目を入力するものとなります。
当機能は、毎月の習い事の費用や、定期的な積み立てなどでご活用頂けるものとなります。
繰り返し入力画面のイメージ
5.電子マネーの手動登録について
マネーフォワードではモバイルSuica、WAONとnanacoの自動取得に対応しております。一方、自動取得にPaSoRi端末等が必要となる電子マネー(Edyやカード式のSuica・PASMOなど)には現在対応しておりませんが、「手動でも良いので、これらの電子マネーを管理したい」というご要望を数多く頂戴して参りました。
そこで、今回より「電子マネー」の手動登録に対応しました。クレジットカード等からのオートチャージ、もしくは、現金での振替により残高が増加し、電子マネーを支出元とする手入力により残高が減少する仕組みとなっています。
電子マネーの登録は、「設定変更画面」>「金融機関追加」>「電子マネー」から「未対応の電子マネー」を選択し、その後オートチャージと連動するクレジットカード等をお選びください。
6.金融機関・金融資産の手動登録について
マネーフォワードでは現在、1,300社を越える金融機関の自動取得に対応していますが、まだ対応が至っていない金融機関や、海外の銀行、オンライン口座の無い金融機関についても、個別の金融機関として管理を行いたい、というご要望を数多く頂戴してきました。
今回、このご要望にお応えし、手動でも金融機関を追加する事が可能となりました(ウェブ版サービスのみ)。個別に金融機関を登録頂いた上で、入出金や資産、負債を関連付けることが可能となります。また、これらの資産や負債に向けて振替を行うと、対象となる口座の残高も増減します。
この仕組みと、振替ルールや繰り返し入力を組み合わせることで、オンライン口座の無い持株会の残高や、奨学金等のローン返済を残高に反映することも可能となります。
今後とも、家計管理・財布(現金管理)機能の改善を進めてまいりますので、お気づきの点やご意見等ございましたら、フィードバックフォームまでお送り下さい。
https://moneyforward.com/